視神経が障害され、視野が狭くなってしまう病気です。
正常な眼球は、風船のように一定の圧力(眼圧)で保たれています。また、目の奥には片目で約100万本の線維からなる視神経があり、見たものを脳に伝える大切な役目を担っています。
この視神経が障害され、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったり病気を緑内障といいます。多くは10〜15年という長い時間をかけてゆっくりと進行するため、初期の段階では本人は気づきません。病気が進行してから、ようやく症状を自覚する、いわば「沈黙の眼病」です。一度欠けてしまった視野は、治療や手術をしても、元の状態には戻りません。