網膜にも細かい血管があり、高血糖の影響を受ける
からです。
日本だけでなく、世界的にも増え続けている糖尿病。血糖(血液中の糖)の濃度が高くなる病気で、そのまま放っておくと、全身のさまざまな血管に悪影響を及ぼします。目に障害が起こる「糖尿病網膜症」は、「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」と並んで、三大合併症といわれています。なぜ糖尿病が目に関係するかというと、目の網膜は、十分な酸素と栄養を供給するため、毛細血管が網の目のように張り巡らされており、高血糖の状態が長く続けば血管が傷つけられ、もろくなったり詰まったりします。それが引き金となって出血などが起こり、網膜症を発症します。